七夕装飾プロジェクトについて
皆さん、当院の会計待合スペースに七夕装飾が飾られていることにお気づきでしょうか?
突然現れた装飾に何事かと思われた方、またいつもは何もないところなので素通りされている方、それぞれだと思います。
「この装飾を手掛けたのって何かの委員会?それとも有志の集まり?」
と聞かれることがあるのですが、実は製作メンバーはある日私が職員駐車場からロッカーに行くまでの間にたまたま出会ったスタッフ5名なのです。聞いてみたのはひとつだけ…
「折り紙は折れますか?」
なぜなら手先が動けば人間なんとかなると思ったからです。
みんな快諾でした。こうしてランダムに選出された助産師主任(内川さん)、視能訓練士(千葉さん)、健康管理部(増澤さん)、婦人科受付(島村さん)、医事課職員(山崎さん)と職種は様々になりました。あるスタッフは「美術関連は2だった」と申し出ていました。こうして装飾プロジェクトチームは発足したのです。
私は普段、外来診療についている医師補助のものですが、
当時は何を創ろうかと思い悩みました。
このコロナ禍において皆で集まっての作業が出来ず、個々に進めていたのですが、統一させたのは「淡色系の色合いで低コストで出来るもの」でした。
また、涼しげな空間を造り出して患者さんに癒しを与えることと、病院という公共の場において華美にならないということを意識しました。
なぜなら祭りではありません。
装飾物の中に、たくさんのキャップに穴を空けてテグス糸で通すという作業があり、このミッションを課されたスタッフは一番大変だろうと思ったので、「これは手伝うから」と声をかけたところ、「もうできました!」と頼もしい返事が来ました。
また、グリーン花紙を使ってフラワーボールを依頼したスタッフからの途中報告はこうでした。
「何だか緑キャラクターのスーモか、毬藻みたいになってしまったがどうしよう?」
そんなに巨大化した作品を作ってしまったのかとこちらも覚悟したのですが、現物を見たら、元病棟師長み○きさんのヘアーくらいの大きさだったので安堵したのを覚えています。
途中、迷走したスタッフの質問を受けることもありました。
「この装飾の上部分はシャワーキャップでも被せておけばいい?」と聞かれ、やんわりと違うものを勧めたところ、「では提灯はどうか?」とか「ブドウが入っていたパックはどうか?」と迷走が続き「やっぱりタンバリンにした」と最終報告が来ました。
無事に着地してくれて本当によかったです。
急に展示が早まって、午前診療と午後診療の(1~2時間)間に飾付けることになり、動員スタッフ大慌てでした。
テープは絡まるわ、ピンは刺さらないわ、あんなに“全集中”しているスタッフは勤務中も見たことはありません。
そんなこんなでしたがこの試みは、忙しく働いている皆さんに癒しの空間を演出できているでしょうか。
また材料を集めてくれた整形チームや創作を手伝ってくれた眼科チームにもお礼を申し上げます。
今回のブログ担当:診療事務課 医師補助 青木