中学生の職場体験
この時期毎年、中学生が職場体験に来てくれます。
この日は地元の穂高東中の生徒さん5名です。
病院では、様々な職種の人達が働いているので、体験の内容も多岐に及びます。
ベッドのシーツ交換から始まり、車椅子体験、検査科での血液型を調べる検査体験、薬剤科では分包機体験、療養病棟では入院患者さんや介護士さんと一緒にレクレーションを行う「院内サロン」に参加してもらいます。
見ていて印象的だったのが、新生児室での体験です。
生後5日以内の赤ちゃんを抱っこする機会は、あまりないので貴重な体験だと思います。
まずは抱っこの仕方を助産師さんから教わります。
「手をこうやって手を組んで・・」
生徒さんたちの緊張が伝わります。
はい。すぽっと。
助産師さんが腕の中に赤ちゃんを入れた瞬間に、
みなさん表情がふぁっと、笑顔になりますね。
「かわいい~」「あったかーい」「いいにおいがする!」という感想が聞かれました。
助産師さんのお話しの中に、
人には常在菌というのがいて、赤ちゃんはいろんな人に抱っこされることによって、
その常在菌をもらって、免疫を高めて強くなるんだよ。
だから、みんなも、赤ちゃんが生まれたらいろんな人にたくさん抱っこしてもらうといいよ。と。
「はい」とひたむきに頷く女子たちがとても印象的で、見ていてあたたかい気持ちになりました。
みんながこの先の将来を考えた時に、
ここでの職場体験がよいきっかけになってくれれば嬉しいです。