MENU

スタッフブログ

レントゲンにふれるきっかけ

私事ですが三歳の息子がパウパトロールというアニメにはまっています。
6匹のワンちゃんにそれぞれ役割があり、警察官やレスキュー隊員になって街で起こった事件を解決するお話です。
その中にマーシャルという救急車や消防車に乗って人助けをする男の子のワンちゃんがいて、レントゲンスクリーンという道具を使うシーンがあります。
タブレットのようなもので骨に異常が無いか調べるのですが、タブレットをかざすだけでその場ですぐにレントゲン写真が撮れる優れものです。


現実のレントゲン写真もそれくらい簡単に撮れるといいのですが、実際は大きくて重たい管球という放射線を出す装置とその放射線を受けるフィルムのような受像系と呼ばれる装置が必要です。昔はフィルムをカセッテというケースに入れて撮影し、暗室で現像機に流すという作業が必要でした。いわゆるアナログ撮影というやつです。
今ではデジタル撮影が主流で現像も必要ないですし、撮影した画像はすぐにパソコンで診れるのが当たり前の時代になりました。

レントゲン博士がX線を発見してから来年で130周年だそうです。その間に驚くようなスピードで技術の進歩があったことを考えると、レントゲンスクリーンのようにどこでもパパッとレントゲン写真が撮れる日もそう遠くないのかもしれません。


ちなみに息子はパウパトロールのおかげで僕が病院でレントゲンスクリーンの仕事をしているということを覚えてくれたようで、アニメに登場するとパパのお仕事だねなんて言ってくれるようになりました。子供も驚くようなスピードで日々成長しているんだなと感じます。

今回のブログ担当
放射線科
桑原